LO(ライフオーガナイザー)的 新月と満月の関係
「新月の木は虫がつかず、長持ちする」
オーストラリアの言い伝えであり、チューリッヒ大学で研究、内容実証されたそうです。(1999年出版 エルヴィン・トーマ氏著 「木とつき合う知恵」 )
月のリズムが作り出す【新月の木】
・腐らない
・反らない
・虫がつかない
・火が燃え付かない
ヴァイオリンのストラディバリウスは新月の木から作られているといわれていて、
世界最古の木造建築の法隆寺も「闇伐りの木(新月の木)」で作られているといわれているそうです。
ただ、新月に伐るだけではなく、いくつもの手順を踏んだ木が「新月の木」と呼ばれます。
まず、切り倒す。
そして、葉が枯れるのを待つ
と同時に、天然で乾燥させる。
木の持ち味を引き出すためには、木自身に納得させることが大事なんだと思いました。
木が納得するからこそ、強い木材に生まれ変わるということかもしれません。
新月とは月の光の当たらない。
月の光が当たることで、木が満足してしまい、慢心してしまうからこそ、
満月の木は贅沢な木なのかもしれません。
今の私の生活も同じかもしれません。
何らかの不満はあっても、多かれ少なかれ、満月の中で生活しているのだと思います。それが悪いわけではないけれど、本の少しチャレンジするという気持ちを失くしている気がして。
人間にとっての「新月」とは心を鍛えるチャンスだと心得て。
いつかは満月になると信じて・・・
>>木のお話をしたので、備忘録として・・・
春、山火事が多いのは、冬から春の乾燥と風の吹く日が多くなること。
そこに、山焼きという山の手入れ。
冬にはなかった「山菜とり」という名の人間の入山。
自然に対し、いろんなダメージが加わる「春」は山にとってものすごく大変な時期。
せめて、人間の出来ることは、山のダメージを補修するというよりも、
自分が山に入っているのは山が許してくれているからだと思う心。
山を歩くということは、「山」を傷つけるということだと思うようにした方が
いいのかもしれません。
自然の中で人間も生きているけれど、それにはそれ相応の覚悟がいるということも忘れないでいようと思います。