LO的 石橋は叩くけれど、渡るタイミングは見逃さない
ものすごく慎重に事を運ぼうとする人を見ると「凄い」と思う。
反面で「さっさとすればいいのに」とも思う。
かといって、まず手が動く人を見ても「凄い」と思うのに、「少しは考えればいいのに」と思う事もある。
人はそれぞれですが、何事にも塩梅は必要です。
あんばいは「塩梅」と「按配」でしょうか?
「いい具合」と「ほどよく」と言う意味を持つ言葉。
日本語というのは、曖昧な表現が上手いですよね。
もともと「あんばい」は「案配・按配・按排」だったようです。
「塩梅」は「えんばい」と呼ばれていたそう。
ただ、「塩梅」の配合が上手くいくと美味しくなる。
それが「ほどよく」と言う意味と相まって「塩梅」が「あんばい」になったらしいです。
上手くやるためには考えるし、手順も踏む。
これは大切なコトです。
でも、大事過ぎるとタイミングを逃します。
様子見する技術も必要になります。
小手先だけでは「小物」にしかなれないと言われるかもしれませんが、タイミングを誤れば「小物」にもなれません。
もちろん、「小物」以上に見せるためには「はったり」も必要になります。
そのための準備が必要になりますが、その準備も先々まで見過ぎてしまって暴走してしまうと何のための準備か分からなくなります。
そして、そのルートに頼り切ることで、他の選択肢を見誤ることになり、柔軟さに欠けてしまうのです。
それが石橋を叩き過ぎて壊す結果になることも。
渡るタイミングを逃すと、中々次に渡るチャンスが巡ってきません。
歩きながら次を決める。
この「ながら」技術。
絶対に必要不可欠なスキルではないけれど、あった方がいいかなぁというスキル。
便利スキルとして欲しいものです。