LO的 言葉の持つ強さ
言葉の持つ強さは「言霊」とも言われています。
口に出すことで、相手に気持ちが伝わり、その気持ちが相手に伝播したり、相手によっては気を悪くすることもあるでしょう。
声に出すことで、声色と言葉で相手の感情を揺らすモノなのです。
また、言葉をWeb上に呟いたり、文字として残すことも同じです。
そこから、何かを感じてもらうことで、相手の感情を揺らすモノなのです。
私たちがよく使う「~べき」と「~はず」。
この二つのフレーズは、日本語の中でも強い口調になって使われることが多いです。
自分の気持ちを相手に分かってもらうための最強フレーズでしょうか?
先ほど言った、相手に伝播し、感情を揺り動かす強い力を持っています。
英語ではどちらも「shold」を使うのですが、日本では「~はず」と「~べき」があり、使い方としては「~はず」は過去を踏まえた確信時に、「~べき」は未来に向ける方向性の決定時に使われます。
どちらも自分の思いこみで使ってしまいますが、本来は周囲との総意として使う言葉です。
ちなみに「~はず」と「~べき」で比較すると、強いのは「~べき」と言う言葉で、聞いている方には強く言い聞かせるし、話している方も強い影響をしていると感じるフレーズです。
私はこの「~はず」と「~べき」というフレーズを出来るだけ使わずに話をしようと努力します。どうしても使ってしまう事はあるのですが・・・
先で、周囲との総意の場合に使うと書きましたが、言っている相手には何の拘束も持ち得ません。
そうです。
いくら自分が強く言っても、相手がそれを受け入れない限りは、何の効力も持たないのです。
それよりも、「~はず」とか「~べき」は自分自身を縛ってしまう言葉になります。
自らを縛る、呪いの言葉。
自分の軸を見つけて、自分の軸と相手の軸が異なることも想定して話をすることで、呪いから解放されます。
この「~はず」と「~べき」の二つのフレーズに頼らずに自分の言葉で相手と話すことが出来ます。