まるくくらす

日々の暮らしを少しでも気分良く過ごすために考えていることとか・・・

LO的 同居について考える1

同居するには、体力が必要です。

 

結婚して、10年以上が経ちました。

同居歴も同じくらいになります。

実家で3世代同居を経験したので、出来れば同居は避けたいと思っていましたが、そうともいかないので、今は同居しています。

ただ「NG」の条件を聞いてくれる夫だったから決断出来たのかもしれません。

結婚相手の両親は、義父が寝たきりの入院状態、義母は持病持ちの半身不自由でした。古い家に住んでいて、まずは家を建て直さない限りは同居は無理だと訴えました。

もちろん、すぐに家を建てることなんて考えていませんから、二年ほどは別居で生活しました。

 

まず、同居を望む人が増えているのか?

単純ですが、二世帯住宅や2.5世帯住宅など、住宅メーカーが提案するのは、近距離感の同居です。

お互いの時間、スペースを乱さずに、たまに一緒に楽しみたい。

お互いにその気持ちになるのは、多分、60歳以下の方になるのかもしれません。

核家族だった自分たちが、いきなり他の家族と一緒に住めるなんて思いもしないだろうし、不自由極まりないと思います。

ただ、後期高齢者の年代は違います。

不自由さよりも、同居が当たり前だという気持ちが大きいということです。そして、それは相手も同じだと思ってしまう事です。

そして、これだけ情報があふれている中でも、決してブレることがありません。

自分の中にポリシーがあると言えばとても格好いいのですが、フレキシブルには対応出来ないということなのです。

そして、フレキシブルに対応しなくてもこれまで何の支障もなかったし、あったとしても感じなかったという環境でいられたからです。

出来れば、そのまま往生していただきたいと今は願っています。

今更、今はこんな風潮ですよと言ったところで、相手がそれを理解するとも思えないし、理解したところで、自分がどうすればいいか迷ってしまって、不安にさせることはしたくない。

ただ、同居の意味合いが確実に変わってきたことだけは、知っておいてほしい。

前は家で看取ることも考えて、同居はとてもいいシステムだったと思います。今は看取るための同居ではなく、健康な間だけの同居という事になるのかもしれません。

義母は歩くことも出来るし、一人でご飯を作って食べることも出来ます。

それに甘えて、私は働きに出ることが出来ます。

フルタイムで残業も出来ますと言えるのです。

これはありがたいことでもあります。

少しでも、義母に不安があったら、私はフルタイム、残業可能な仕事をすることが出来ないからです。

そして、仕事が数多い中で、選択肢が多いのもこの条件なのです。

少しでも、NG条件があると、仕事の選択肢が減ってしまいます。

出来れば、仕事の内容も選びたい私としては、今の状況はとてもありがたい状況でもあります。

日常生活に何の支障もない義母が居てくれることで、家事をお任せ出来るからです。

 

だから、同居するには、体力が必要です。と言えるのかもしれません。