LO的 ストレスサインを見逃さない
私は、唇の皮をむやみにめくる癖があります。
これが、痛みに対する心のよりどころでもあったのです。
考え込むと髪の毛を引っ張る。
体に出来た外傷(青あざ、口内炎など)をむやみに触る。
痛覚を何度も繰り返すのです。
自殺のサインの一つとして、「抜毛症」という行為があります。
絶対にするという意味ではありませんが、心が病む時に出てしまう行動の一つだと言われています。
これは無意識の行動です。
そして、癖になるとしないと落ち着かなくなってしまうのです。
痛みの時に出る「オピオイド」という分泌物質が関係します。
物理的痛みによって、脳内の神経を保護しようと無意識で行う行為なのです。
この「オピオイド」は麻薬に似た成分です。
「痛み」は物理的だけでなく、精神的な場合もあり、精神的痛みを麻痺させるために物理的に痛みを感じる方法を取る。
心が傷つくと、体を傷つける・・・と言うわけです。
自暴自棄になると言うのは、精神的痛みから逃れるために体に圧をかける行為なのでしょう。
不眠、過眠、食欲減退、食欲増進、周りへの興味をなくす、自分への興味を失くすなど、精神的ストレスを体で表現していると言えます。
先に書いた癖が出てきたら、ストレスがたまっているのだと自分で認識出来ます。
ストレスは知らないうちに溜まります。
サインを見逃すな。
これは、自分を守るための大切なことなのです。