まるくくらす

日々の暮らしを少しでも気分良く過ごすために考えていることとか・・・

LO的 高齢者についての考察

ライフオーガナイザー Kuraです。

 

早速ですが、義理ママが捨てられない精神の人であり、物を大切にする傾向があります。

それは「もったいない」の精神でもあり、特に戦時中に生まれて、戦後の記憶が子供(記憶の残る年齢)だからこそ、とても物を大切にする傾向があるように思えます。

 

逆に、戦後すでに成人していた場合や、戦後に生まれた場合は物を大切にするけれど、不要な物は持たない気がします。

高齢者のホーダーが増えてきていると言われていますが、子供の時に何もなかった記憶が、ホーダーを作る原因の一つになっているのではないかと思います。

 

そして、「洗濯機」「冷蔵庫」「テレビ」が壊れることを異常に嫌います。

住んでいるところが子供の頃から変わらないこともホーダーの一因ではないかと思うのです。

というのも、その土地に住み、自分で手にしてきたもの、モノのない時代に生まれた自分が自分で手に入れた物、それを手放すなんてと考えたこともないはずです。

 

若い方のホーダーは、片付けられずに残るもの、捨てる判断を誤るもの、同じものを収集してしまうもの、自分の経験が無いために、戸惑って判断ミスもするでしょう。

だから、自己判断基準を知ってもらうことで修正も可能だと思います。

修正ラインを繰り返し、手順を踏んで慣れていく。適応出来るのです。

でも、高齢になると手順を踏んで、新しく取得することは難しいことです。

今までの価値観から抜け出すのは、とても難しく、そのための判断も遅くなることも多くなります。

自分の事が出来なくなる不安と、その不安を周囲が理解してくれない不安で苦しむのです。

「同居」というフォローが今では難しいからこそ、自分の殻に閉じこもってしまう。

 

「大切なモノ」「将来の展望」

ライフオーガナイザーでは重要視される未来が、シニアホーダーには、困惑材料になってしまいます。

 

シニアホーダーには大きく2種あります。

慢性的ホーダーと老化に伴うホーダー。

慢性的ホーダーは、発達障害に付随するもので、もともと片付けが苦手で、それが当たり前の生活だった人が、シニアになった時、周囲とのギャップに気づけず、自分の価値観だけが否定されたことだけが感じられてしまい、周囲が敵に見えて、相手を拒否してしまいます。

老化に伴うホーダーは、若い人との差を体力的に感じてしまうと、今までやれたことが出来なくなってきていることにショックを受けて、イライラして、頭で思うことが解決出来ずに、不満として積もっていくのです。

 

どちらも片付けたいというシグナルを感じたら、出来るだけ受け止めてあげてください。

その後で、本人が出来る範囲のことかを判断します。

場所が無いのに収納家具を買おうとしたり、着ることが出来ない洋服をもらってしまったり。

「欲しい」「もったいない」という感情が先に来て、現状を把握していないと、ホーダーとして立派に溜め込んでいくのです。

 

貯めたら手放す、この選択を自分で出来るということを印象付けて、選んでもらうこともシニアホーダーに取って、いい刺激になるのではないかと思います。