LO的 介護認定の面談でした
「余裕の連鎖で心も身体もすっきり」
ライフオーガナイザー Kuraです。
先日、義理ママの介護認定の面談がありました。
2年ほど前までは、義理ママだけで面談をしてもらっていましたが、今は一緒に面談を受けています。
面談に立ち会いますが、私が口をはさむのは、面談者が私の方を見たときだけ。
全面的に義理ママに回答してもらうのが面談なので、いろいろと聞くだけです。
ただ、年齢を重ねたとはいえ、女性だし、母親だし。
一般的な格好つけもあると思っています。
もともと大げさに言う人ではないのですが、そこを大げさに言ったりしてくると、少し「認知症」を疑ってしまいます。
年々、出来ないことが増えているような気もするし、それを自然に受け入れていて、今の段階で「できている」と思っていることも多々ありました。
「寝返り」の実施。
義理ママは介護ベッドをもらったにもかかわらず、自分で使おうとはしていません。
布団を敷いて、寝起きしています。
もうすぐ80歳になる義理ママなので、起き上がりは大変だと思っていましたが、思った以上に毎日大変だとわかりました。
ただ「介護ベッド」をもらってきたときに、「このベッドを使うようなことがあれば病院に行ってもらう」と夫と義妹が言っていたので(ふざけていたと思いますが・・・)、義理ママとしてはどうしても譲れないラインなのかもしれません。
とはいえ、怠けることなく、寝返りと起き上がりを毎日しているので、そこについては、小脳梗塞で左半身麻痺を差し引いても、立派なものです。
糖尿病を患っている義理ママであれば、可能性は大きいものだったのでしょう。
小脳への血液が止まってしまうことで引き起こすもので、小脳に必要な血液や酸素、栄養が供給されないままだと脳が壊死してしまうわけです。
ちなみに、小脳は手足、口など動き、体のバランスを主に行っているところです。
また、運動を記憶するのも、小脳の役目です。
義理ママも自転車に乗れなくなったのでおかしいと思い、受診した結果だったので、倒れたわけではありませんでした。
意識不明になったわけでもなく、自分でおかしいと思って病院に行ったわけです。
・呂律が回らない
・ふらつく
・思うように手足が動かせない
・体が傾く
・細かい作業ができない
などの症状が小脳梗塞と言われます。
脳梗塞は上記に「麻痺」が追加されますが、小脳梗塞は「麻痺」がないので、病院へ行くのが遅れることが多いのだとか。
そういう意味で、義理ママは早めの対処が出来ていたと思います。
回復後も、年齢と持病により、元通りとはいかないまでも、発音はしっかりしているし、誤嚥も今のところありません。
だからと言って、左半身の動きが鈍くなっていることや、感覚が鈍くなっていることはやはり心配の種になります。
病院の先生に「介護認定」を受けるように言われた時、義理ママは少し嫌な顔をしたのを覚えています。
でも、今の義理ママの判定は「要支援1」。
家のことも、自分のことも、散歩も、一人でできる。
少しずつ、出来る範囲が狭まっているのを感じますが、一人で起きて、一人で薬を管理して、一人でお風呂に入って、一人で寝ることができる。
トイレにも自分の足で立っていける。
今までしてきていることは、今でもできる。
そして、これからも出来るように頑張る。
そのため、毎年の介護認定面談はドキドキします。
介護認定が上がると、義理ママのプライドを傷つけてしまうかもしれない。
でも、初めて介護認定を受けたのはもう10年以上前。
デイサービスやヘルパーさんをお願いするほどのことはないけれど、いざというときに困らないだけのことはしておきたい。
相談するときに、介護認定をいただいていれば、話も早いはず。
今回、家族の方への確認の中に、「妄想癖はないか」「収集癖はないか」という質問がありました。
シニアはものを集めたがり、捨てることを嫌がります。
義理ママもカレンダー(裏が白い紙)や紙袋、お米のビニール袋なんかは絶対に捨てたくないようです。
そして、新たなことを発見しました。
義理ママは「靴コレクター」でした。
思い出せば、義妹も同じ靴を何足も履き(職業柄もあると思いますが・・・)、夫も靴には細かい。
義理ママも同じでした。
同じ長靴が4つも出てきたときには、驚きました。
気に入ったものしか買いません。
気に入ったものしか着ません。
それはB型のせいだと思っていましたが、シニアになるとそれが顕著に表れる。
義理ママだけでなく、義妹も、夫も同じようになるのかもしれない。
CLO(慢性的に片づけられない人のためのライフオーガナイザー)という資格を持っている私としては、とても興味深いものです。
かくいう私も、カバンが大好きで、ついつい同じデザインを買ってしまいます。
ただし、バッグはそれほど壊れることもないので、気に入ったものがあれば、それほどは増えないと思っていますが、義理ママは買ったことを忘れて、同じものを買おうとしてしまいます。
「家にあるよ」と言っても、自分としてはどこにあるかわからないので、ついつい買ってしまうのだろうと思います。
その4つの長靴を見たときに、自分では全く気付いていなかったのか、1つでいいといいましたが、予備がないと困るのでまた新しいのを買ってしまうかもしれないと思い、2つ残して(1つは履いて、1つは予備)、2つを手放すことにしました。
義理ママのように、ついつい買ってしまう人には、現物をすべて見せて、どうしたらいいかを決めてもらうのがいいのです。
「捨てる」ではなく、「目に見えないところに置く」というようにして、遠ざけていくことも大切なことなのです。
捨てることが苦手な世代。
昔を思うと捨てられない・・・そういう人が多い世代。
これからその世代がためたものを自分たちが手放す時期がやってきます。
その時に、お手伝いできればいいなぁと思っています。