LO的 同居について考える5
まずは、同居する前に、メリットとデメリットを一生懸命考える。
考えて考えて、パートナーと一生懸命相談することをお勧めします。
ここでいう「メリット」「デメリット」は自分だけでなく、家族に対するものです。自分における「メリット」「デメリット」はすぐ出てくるかもしれませんが、家族に対する場合は、すぐには出てこないかもしれませんが、ソコは一生懸命考えましょう。
私の場合は、私のデメリットしか思い浮かびませんでした(笑)
デメリットと言うよりも、不安要素ですね。
同居した場合、私は義母からどんな立場を求められるのかが分からなかったのです。
「主婦」として居て欲しいのであれば、今フルタイムで働いていることが出来なくなります。
それは、私が同居をOKする条件に当てはまりません。
同居する場合はどうする?と夫から聞かれた時、まずは「新築」を条件としました。
家を建てるということは、簡単なことではないので、まず、その条件をクリアしないと私は同居の話しあいをしないと言ったのです。
夫は納得してくれました。
そして「新築」となると、夫一人にローンを背負わせたくないと言いました。
それは、私にも収入が必要ということです。
特別、働きたいわけではなかったけれど、働くならきっちり働きたい。
私の希望でした。
空いた時間にパートに出るというのは、私の選択肢にはなかったのです。
「働かない」「フルタイムで働く」のどちらか・・・
実家では「働かざるもの食うべからず」が暗黙の了解でした。
学生時代はそうではなかったのですが、働き出してからはそれが当たり前だったこともあり、「パートタイマー」という選択肢がすっぽりと抜け落ちたのです。
また、働くならそれなりに仕事にやりがいも欲しいと思っていたので、パートやアルバイトではやりがいのある仕事に就きにくいということもありました。
もちろん、夫の扶養に入るなんて思わないので、出来るだけ時給もよく、仕事のやりがいも求めていました。
こんな感じですから、同居して「主婦」して欲しいと言われたら無理だなぁと思っていたのです。
でも、義母もまだまだ動けるので、何も考えずフルタイムで働くことが出来ています。
夫が私が仕事を続けることに対して理解をしてくれて、良かったと思います。
それまで別々に暮らしていた二つの生活スタイルがいきなり寄り添うのは難しいことです。
二つの生活スタイルを紐づける何かが必要でした。
私たちは「夫」が紐づけでした。
夫という後ろ盾があったからこそ、同居が出来ています。
今、私は夫の母親と妹と同居しているので、後ろ盾として夫がいます。
夫の考え方と立ち位置が、同居の良しあしを左右するのです。
でも、出来れば同居はおススメしません。
出来るだけ抗って欲しいと思います。
ただし、いつでも連絡出来ると言う敷居の低さを持って、時々は顔を見せるくらいが今は安心出来るのかもしれません。
同居のメリットが「介護」でしかないなら特にそう思います。
「介護」は自分で出来る範囲は自分で決めることが出来ないと負担が増えるばかりです。
「介護」は当たり前と思わずに、自分が出来る範囲を相談して、それが同居でないと出来ないのであれば、同居するメリットはあると思いますが、同居しなくても「介護」出来るのであれば、同居するメリットにはなりません。
むしろ、お互いに冷静になれる場所を作る意味でも、別居の方がメリットがあります。
そして、孫がかわいいというのもありますが、孫は大きくなります。
数年で自分たちの世界を構築していくのです。
未成年とはいえ、意思をもって行動していくのです。
ソコには、親も祖父、祖母も入れないことがあります。
それも理解して、同居を考えて欲しいと思います。
いつまでも可愛いだけの孫でいる期間は少ない・・・のです。
2世帯、2.5世帯といったハウスメーカーの戦略もあるかと思いますが、自分たちの人生の半分以上を過ごす場所です。
今だけでなく、10年後、20年後を想像して、一生懸命考えることをお勧めします。