LO的 年齢とクローゼット
「余裕の連鎖で心も身体もすっきり」
ライフオーガナイザー Kuraです。
いまでこそ、シンプルなものが好まれるけれど、シンプル過ぎれば、オフィスファッションのようにもなってしまう。
そんな風に思ってしまう年代なのかもしれません。
親戚が結婚することになり、お祝いの席に招待されました。
昨今のウエディング事情から、レストランウエディングと聞き、「平服」での参加をお願いされました。
祝い事は目出度い事として受け止めています。
でも、こんなとき悩むものです。
友人ならば、招待された友人に相談することも出来ます。
私が友人として招待された結婚式はバブル期真っ只中ということもあり、お色直しが4度、とか、花嫁さんが籠に乗って登場(ゴンドラではなく、江戸時代のあの籠です)など、伝説化されている催し物でした。
今では、式を挙げる友人はいないし、結婚のご報告があとではがきでやってくるということも多くなりました。
そんな中での「披露宴」へのご招待。
ありがたいのですが、何を着ていいやら・・・
私は嫁である以上、華やかさは求められていないし、どちらかといえば夫と義理ママの付き添い的なものです。
でも、上下黒でもいけないような気がするし、キラキラはさすがに年齢を考えます。
それにワンピースの世代でもないし、カラーも気になるところです。
といった具合に、考えれば考えるほど悩んでしまいました。
そして最大の悩み・・・
「お母さんの親戚の恰好・・・」と言われないかという心配です。
今回、義姉の息子が結婚式を挙げるのです。
義姉にも申し訳ない恰好をするわけにはいかない。
こんな悩みを夫にしても、きっと同じように考えてはくれないと思います。
それが当たり前だし、それでいいのです。
だから悩みはショップのおねえさんと分かち合いました。
自分よりも20歳近く下であろうショップのおねえさんは一生懸命考えてくれました。
そして、一生懸命ほめてくれました。
ほめるのはショップのおねえさんだからではありますが、一瞬の顔の表情には素が出ます。
それに、似合わないものを勧めてくるようなおねえさんは最初から無理なものを勧めてくるものです。
本日購入したショップのおねえさんは、最初から私が気にしているであろう箇所を隠せるタイプや、はやりでも割と難しくないタイプをチョイスしてくれました。
今回は結婚式というおめでたい席ですが、友人ではありません。
でも、昔のように留袖や訪問着などを着ればいいというわけでもありません。
カクテルドレス(今はもう言わない・・・)やチャイナドレスも違います。
難しいものだなぁと思いました。
でも、万能なカラーは何年たっても変わらないし、年齢相応のカラーもそう。
なんであの年代はあの色を着るんだろうと思っていた若かりし頃。
今なら分かる。
顔色が映える。
体のラインがきれいに見える。
とはいえ、平成生まれとは手足が違う。
姪や甥を見るとすごく不思議です。
私の妹から生まれたはずの彼女や彼は手足がものすごく長い。
私も妹もそんなに長くなかったのに。
だから、彼女や彼らが私の年齢になった時には、もっと違うスタイルのデザインが主流になるような気がします。
デザインや流行は巡りめぐるというけれど、今の風をきちんと入れてくるものです。
だから、自分たちの時に流行したものがそのまま使えるわけではない。
そんな中で、いつまでも使えるもの。
いつまでも自分が着たいと思うもの、使いたいと思うもの。
厳選する目を持ちたいものです。
立ち位置に揺れることなく、これさえ着れば大丈夫。
そんなデザインに巡り合いたいと思いました。
とはいえ、買い物は好きだから、定番だけじゃ物足りなくなるのもわかるのですが・・・
ライフオーガナイザーとして、思考とクローゼットを整理して、自分の好みと現在の洋服がマッチしているか、衣替えの季節だからこそ、考えたいものです。