LO的 今日はLO作業をしてきました
「余裕の連鎖で心も身体もすっきり」
ライフオーガナイザー Kuraです。
いつもは義理ママのお話が多いので、LOの作業のお話を・・・
私はライフオーガナイザーとしてお仕事をします。
その中でも、「CLO」として作業をすることもあります。
「CLO」とは「慢性的に片づけられない人のためのライフオーガナイズ」というものです。
いわゆる「片づけられない人」と言われる部屋をお持ちの人や「ごみ屋敷」と言われてしまう家をお持ちの方に対してオーガナイズ作業を実施するということです。
本日はそんな方の片づけ作業をお手伝いに行ってきました。
いわゆる「ホーダー」という部類に入る方の家です。
ため込み過ぎて、家の中に入れず、やむ終えず家の外で生活をしている方。
その方は自分のため込み癖を理解しているけれど、気持ちがどうしても手放す方向にいかない方でした。
それでもそこに通い続けて、2年が経ちました。
少しずつ、行ったり来たりを繰り返しながらも、前に進んでいます。
一挙に片づけるのは簡単で、そこに本人の意思は存在しません。
でもため込むという意識がないまま、ものを撤去されても同じことを繰り返します。
繰り返すことに罪悪感はないからです。
だからこそ、ため込むことでどうなるのか?どうすればいいのか?を自分で考えて行動していくことのお手伝いをするのが「CLO」というプロになります。
家に入れないくらいになるにはどれくらいかかるのだろうと思いがちですが、本人曰く「いつの間にか」だそうです。
確かに、ちょい置きを繰り返すうちに部屋にものがあふれ、廊下にものがあふれ、玄関にものがあふれ、という具合になっていくことも多々あります。
ただ、作業したお宅はちょっと違っていて、玄関先に置いてしまったが故に、家に入れなくなったのでしょう。
そして、それは莫大な数の「アルミ缶」。
お金に代わる「資源」でもあるのです。
ただ捨てればいいというものではなく、だからと言ってため込んでいいいというものでもない。
本人もそのことに気付いているけれど、なぜか「アルミ缶」をため込んでしまう。
悪循環が悪循環を生み出す。
生活環境も生活サイクルも乱れるし、周囲も困ることになります。
そして、あらぬ誤解を招くことにもなるのです。
その方は長くソコに住んでいることもあり、自分も周りを知っています。
だからこそ、あらぬ誤解はしてほしくないし、させたくない。
色眼鏡で見る人も多いかもしれないけれど、本人が片づけたいと思う気持ちを萎えさせてはいけない。
少しでも周りの人に「片づけたいと思っているし、片づけようとしている」ということを知ってほしいと思うのです。
それがその人にとって、前向きになれる後押しになるからです。
一緒に片づけるのは、私たち「CLO」がご一緒します。
でも、暮らしていくのは本人。
片付いた後にしこりが残るようでは、やはりストレスからリバウンドしてしまうことだってあるかもしれません。
片づけた以上、そこを維持するためにも、周りの視線は冷たいよりも暖かい方がいい。
その方のために「CLO」として出来ることは、片づけることの仕組みを一緒に考えて、一緒に行う。
そして、それがその人が続けていくためにどうするかを考える。
「仕組化」つくりのプロとして、サポートしてくことです。